投稿

3月, 2024の投稿を表示しています

炭治郎の技とキャベツのせん切り(映画「鬼滅の刃 無限城 第一章」の感想)

私は何度も「流行にうとい」と周りに伝えてきた。 ただ今年の私は違う!!違うぞ!! 世間の流行にちょっと乗ってみようと思った。 「あまり自分が興味がなかったことにもチャレンジしてみよう。」そう思ったのだ。 歳をとったのだろう。 やってみたことないことしておいた方が良い、そういう危機感がある。 人生は短い。(想定外で少し長くなったけど) 博物館の展示「『 鬼滅の刃』 柱展 」を見たのがきっかけで 映画「『鬼滅の刃』 無限城編 第1章」を見に行った。 「柱展」の展示を博物館で見てから 漫画1〜23巻を読み アニメを少し見て 映画を見た(←今、ここ) という流れで映画を見てきた。 世間の方々の何をかりたてて、連載が終わってもなぜ熱が冷めずにいるのか。 ずっと気になっていた。 もう少し以前であると、映画「『鬼滅の刃』 無限列車編」も話題になっていたが。 私は、漫画を先に読んでしまっているので結末は知っている。 ただ2回ほどしか繰り返し読んでいないので、部分部分の詳細を覚えていない。 だから、気持ち新たに映画を見ることができた。 主人公の炭治郎が鬼(鬼の名は「あかざ」と言う)に向かうときに、ぐるぐる考えていたことを見て、私は「キャベツのせん切り」を思い出していた。 私は以前、元日本料理人から「キャベツのせん切り」を教えていただいたことがあった。 「包丁をまな板に押し付けるような力の入れ方をしてはいけない。包丁や腕にいかに力を入れずに切るかを学びなさい。そうすれば、長時間切っていられる。余計な力をかける必要はないのだから。」 確かに肘を支点として腕を動かすと力を入れずに、包丁の切れ味だけでキャベツをずっと切っていられるのだった。 ただし、これは包丁の切れ味が良くないとダメだ。 包丁の手入れをかかさずにする必要がある。 道具の手入れの大切さ。 そして、いつもいつも全力を出していては最後まで乗り切れない(戦えない)こと。 それと、肘を支点にするという技術が必要になる。正しい姿勢でキャベツを切ると本当に楽に切れてしまうのだ。ただ、これは天才でない限り、ひたすら何度も練習が必要となる。 炭治郎が考えていたこととキャベツのせん切りは同じではなかろうか。 私は勝手にそんなこと思いながら見ていた。 『鬼滅の刃』の物語の良さを周りはどう思っているのか知りたくて、たまに会う機会のある美術作家さんた...

「排便の悩み解決 べんつうのはなし」岩井直躬(著)、読了。

この本は京都の大学病院にて大腸肛門疾患の治療と研究に従事してこられた医師の方が書いた本である。  具体的な事例がいくつも掲載されているので、便通の悩みを持っている方やそのご家族の方々は読んでみるといいと思う。 薄い本なので、2時間ほどで読むことができる。 排便の話というのは、子供でも大人でもなかなかしにくいものだと思う。 この本を読んでいると患者さんたちは本当に本当に悩んで、受診に来たのだろうなと思った私だった。 この本には記載はなかったが、昔読んだ本で「子供(本当に小さい子)というのは、平気で自分のうんちを触ったりする。それは、糞尿を自分のものだと認識しているからである」という内容の文を思い出した。 自身のものだと認識しなくなると、我々はそれを「汚い」とみなすのか、、、。 自分のものだとみなさなくなるのか。なぜなのだろう。 私が大好きな番組「ゴリパラ見聞録」は、大便をしにお手洗いに行く事を 「bombです」 と可愛く(?)言っている。 大便をすることを直接的な表現で言い出しにくいのはなぜなのだろう。 bombは確かに言いやすいなぁ。 人生の師匠と「なぜ生きているのか」という話をした時も 「うんこする事じゃないの」 と師匠が言った。 「哲学だなぁ」と私。 「哲学でしょう」と師匠。 排便なしでは生きていけないもの、確かに。生きることは排便すること。哲学だ。 そんなこんなで生きている限りは排便は必ずあるものである。 (どういうこっちゃ) 高齢になると、便秘や便漏で悩むらしいなということがこの本でわかった。 便漏れには肛門を絞める訓練をすると良いらしい。 自宅で一日二回の肛門筋トレ。 肛門に力を入れて10 秒肛門を閉じ、その後20秒間休む体操を10回繰り返す。これを一日二回する。 肛門の内側の筋肉は自分で動かすことはできないらしいが、骨盤底筋や肛門の外側の筋肉はトレーニングで強化することはできるとの事だ。 そもそも私はなぜ、この本を読もうと思ったのかというと、脳と腸は直結していることを知っているにもかかわらず、頭が悪い私はあまり便通を気にしたことがなかったからだった。 自分のこの気持ちの落ち込みや体調の悪さを思った時、どうにか改善できないかとその手立てとして、体に関する本を読んでみようと思ったのだった。 腸が良くなれば、気持ちも変わるのだと聞いた。腸は脳とすごく結...