投稿

9月, 2024の投稿を表示しています

炭治郎の技とキャベツのせん切り(映画「鬼滅の刃 無限城 第一章」の感想)

私は何度も「流行にうとい」と周りに伝えてきた。 ただ今年の私は違う!!違うぞ!! 世間の流行にちょっと乗ってみようと思った。 「あまり自分が興味がなかったことにもチャレンジしてみよう。」そう思ったのだ。 歳をとったのだろう。 やってみたことないことしておいた方が良い、そういう危機感がある。 人生は短い。(想定外で少し長くなったけど) 博物館の展示「『 鬼滅の刃』 柱展 」を見たのがきっかけで 映画「『鬼滅の刃』 無限城編 第1章」を見に行った。 「柱展」の展示を博物館で見てから 漫画1〜23巻を読み アニメを少し見て 映画を見た(←今、ここ) という流れで映画を見てきた。 世間の方々の何をかりたてて、連載が終わってもなぜ熱が冷めずにいるのか。 ずっと気になっていた。 もう少し以前であると、映画「『鬼滅の刃』 無限列車編」も話題になっていたが。 私は、漫画を先に読んでしまっているので結末は知っている。 ただ2回ほどしか繰り返し読んでいないので、部分部分の詳細を覚えていない。 だから、気持ち新たに映画を見ることができた。 主人公の炭治郎が鬼(鬼の名は「あかざ」と言う)に向かうときに、ぐるぐる考えていたことを見て、私は「キャベツのせん切り」を思い出していた。 私は以前、元日本料理人から「キャベツのせん切り」を教えていただいたことがあった。 「包丁をまな板に押し付けるような力の入れ方をしてはいけない。包丁や腕にいかに力を入れずに切るかを学びなさい。そうすれば、長時間切っていられる。余計な力をかける必要はないのだから。」 確かに肘を支点として腕を動かすと力を入れずに、包丁の切れ味だけでキャベツをずっと切っていられるのだった。 ただし、これは包丁の切れ味が良くないとダメだ。 包丁の手入れをかかさずにする必要がある。 道具の手入れの大切さ。 そして、いつもいつも全力を出していては最後まで乗り切れない(戦えない)こと。 それと、肘を支点にするという技術が必要になる。正しい姿勢でキャベツを切ると本当に楽に切れてしまうのだ。ただ、これは天才でない限り、ひたすら何度も練習が必要となる。 炭治郎が考えていたこととキャベツのせん切りは同じではなかろうか。 私は勝手にそんなこと思いながら見ていた。 『鬼滅の刃』の物語の良さを周りはどう思っているのか知りたくて、たまに会う機会のある美術作家さんた...

野球と私(1)この夏からのささやかな趣味

このところ、このまま生きていると「おばさん」じゃなく「おじさん」になるんじゃなかろうかと思いながら、ラジオで野球中継を聞いている。 ビールがあったら完璧かもしれぬ。 ビールなしだから、何とか「おばさん」を保っている気もする。 今年の夏は、コロナに罹患し、春よりグシャとなっていた私の心であったが、それを救ってくれたのがプロ野球であった。 (もう一つ、私の心を救ってくれたのがレモンの木であるが、それはまた別の話で) 英語学習をやめてから、放置してあったラジオ付きCD再生機が、日の目をみるようになったのだった! 深い!! プロ野球は深い。 私はそもそもが虚弱で運動神経もなければ、スポーツができる体力もないので、小さな頃からスポーツができる人に憧れがある。 しかしながら、小さな頃は野球に興味がなかった。 ちびまる子ちゃんの自宅と同じで、「家」というグループの代表がテレビのチャンネル権を握っていて、野球がある日は、家のテレビは野球が流れていた。 まるちゃんと同じで「野球じゃなくて、他のテレビを見たい」という気持ちがあった。 小学生の頃、兄が突然、私にグローブを渡し「公園にキャッチボールをしに行こう」と言った時は驚いた。 家にキャッチボールセットなどなかったのに、いつの間に!! 「なぜ急にキャッチボールを?」と思っていた。 最近、この話を友人にしたところ 「進撃の巨人のジークと同じで、人はキャッチボールが懐かしく思えたりするんだよ。なんかわかる気がする。」 という不思議な回答をもらった。 私は当時、キャッチボールを懐かしく思うほど、年齢を重ねていたわけでは無かったが、そういうことにしておこうと思う。実家にはまだ、あのキャッチボールセットがあるかもしれない。 あの頃、住んでいたアパートの近所にはバッティングセンターがあった。 兄はいつだかホームランを打っていたのだが、それがすごいことなのだと私は知らなかった。 今なら「すごい!!」と言えるし、思える。 すごい!! 私が住んでいるF市は、球場に行きやすい土地で、とにかく交通の便が良い街なのだった。 私が会社員だったときの楽しかった思い出の一つは、同僚の方々と野球を見に行ったこと。 野球のルールを知らない私であったが、応援グッズを買い、会社帰りに3、4人で野球を見に行った。 ルールをよく理解していなくても楽しかった。 その記憶だけがあ...